このカメラはスゴイ!ただでさえLeica Mのデジタルは高価なのに、その中で最も高い価格を設定されたモノクローム専用カメラ。
普通に考えたら、M240やM10よりも機能的に劣るLeica M Monochrome(Typ246)がそれらのカメラよりも高価に設定しよう!なんて思いつきもしないけれども、カラー機より需要が少ない事は市場調査なんてする必要もなく、わかりきった事なので、開発費等を考えると高くせざるを得なかったのでしょう。
それでも、販売するLeicaという会社も凄いが、実際にこのカメラを使ってみると、このカメラを売りたかった気持ちがよくわかります。
最近、中古市場にもポロポロと出始めた、Leica M Monochrome(Typ246)ですが、その魅力が伝わるよう、レンズ別でLeica Elmar-M 24mm F3.8、Carl Zeiss Biogon T* F2.8/28mm ZM、Carl Zeiss Distagon T* F1.4/35mm ZM、Leica Summilux 50mm/f1.4 ASPH.、Leica APO-SUMMICRON-M F2/75mm ASPH.、Leica Summarex 85mm/f1.の6本のレンズでの作例をご紹介いたします。
Leica Elmar-M 24mm F3.8
僕の中ではLeica M Monochrome(typ246)と最も相性が良いと感じる、Leica Elmar-M 24mm F3.8。
Carl Zeiss Biogon T* F2.8/28mm ZM


これはこれで、良い描写をするのだけれど、Leica Elmar-M 24mm F3.8のキレキレな感じが好きすぎて、結局のところあまり使用せず。
Carl Zeiss Distagon T* F1.4/35mm ZM


Leica Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
巷では、Leica M Monochrome(Typ246)にAPO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.をつけての作例が多いが、僕はこれまた酔狂の域に近い APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.なんて買う経済力はないので、50mmはSummilux 50mm/f1.4 ASPH.を使っている。
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上記、2枚の作例共に開放のF1.4での作例ではないのが、申し訳ないけれど、M Monochrome(Typ246)はISOの最低感度が320なので、太陽光の下ではNDでもつけない限り開放で撮るのは難しいのと、僕は一昨年から昨年にかけて自分の縛りとして、あまり開放で撮らない!と決めていたので、お許しください。
Summilux 50mm/f1.4 ASPH.は下の、APO-SUMMICRON-M F2/75mm ASPH.と比べて頂けるとわかりやすいかと思いますが、芯がありつつ柔らかい描写な感じで、空気中のチリまで写す性能はさすがSummiluxという感じ。
Leica APO-SUMMICRON-M F2/75mm ASPH.

APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.が買えないから。。。と言う訳ではないけれど、一時期所有していたAPO-SUMMICRON-M F2/75mm ASPH.での作例。
ご覧の通り、描写は素晴らしいと思うのだけれど、僕の場合Leicaではライブビューを殆ど使わないため、レンジファインダーでの75mmはピン位置を外すことが多く、Leicaでポートレートを撮りたいと思えなくなってきたため、メインカメラで使用しているSONY E-mountのレンズのための資金となりました。w
※EVFも試したけれど、SONY α9のEVFと較べてしまうと格段に劣るため、Leicaはやはりレンジファインダーで!となっています。
Leica Summarex 85mm/f1.5
僕はあまりオールドレンズは使用しないのだけれど、Leicaなのにオールドレンズ作例が一本もないというのも何なので、唯一所有しているオールドレンズLeica Summarex 85mm/f1.5での作例。