前回の投稿「OD缶とCB缶はどう違う?」にて、OD缶とCB缶の違いを書かせていただき、性能面(火力)を考えると、コスト差は妥当だと書きましたが、入手のしやすさという面ではコンビニでも購入する事ができるCB缶を使えるようにしておくことは必要だと考え、OD缶用のガスバーナーでCB缶ガスカートリッジを使うための機材を『キャンピングムーン(CAMPING MOON)OD缶→CB缶変換アダプター』を購入してみました!
ちなみに、今回書かせて頂く、キャンピングムーン(CAMPING MOON)のOD缶→CB缶変換アダプターはも『PSLPGマーク』の付いていない製品となり、日本国内での販売は認めらておりません。その辺りを詳しく知りたい方は、GO OUTのサイトに詳しく書かれたページ『キャンプで「カートリッジガスこんろ」を使う人が忘れてはいけない3つのこと。』がありますのでそちらをご覧ください。
ちなみに僕の場合、屋内で使用する器具は流石に『PSLPGマーク』があるか否かを気にしますが、キャンプのような野外で使用する場合の器具では気にしません。中華製の安いやつとかは使いませんけどね。

Amazonでの正式名称?は「キャンピングムーン(CAMPING MOON) OD缶⇨CB缶 ねじ込み式 変換アダプター OD缶 CB缶 ガス変換器 ガスツール CB缶スタンド 互換アダプター&バルプ付きガスホースラインセット」とやたら長い商品名ですが、OB缶用のガスバーナーでCB缶を使用するための商品がセットとなった商品となります。
『マルチホース Z21/85cm』と『OD缶口金アダプター Z10/約55.0mm×30.0mm』、『OD缶液出しスタンド Z21N/』がセットになっている商品なわけですが、単純にOD缶用のバーナーでCB缶を使うためには、『OD缶口金アダプター Z10/約55.0mm×30.0mm』だけがあれば、使用可能です。

こんな感じで、OD缶を繋げる部分に『OD缶口金アダプター Z10/約55.0mm×30.0mm』をはめてCB缶を接続し、利用します。CB缶の場合はその構造からガス缶の向きがずれると使用できないので、スタンドのような金属パーツが付いてるわけですね。
僕が試しに使ったバーナーはOPTIMUS VEGA(オプティマス ベガ)で、これまた『PSLPGマーク』の無いバナーなわけですが、コンパクトで高出力、液だしもできちゃうという優れもの!CB缶を液出しで使うのは…出来ないだろうと思ったら出来ちゃいました!

『OD缶液出しスタンド Z21N/』でCB缶を立てるわけですが、『OD缶液出しスタンド Z21N/』は『マルチホース Z21/85cm』に接続できるようになっているので、『OD缶口金アダプター Z10/約55.0mm×30.0mm』だけでは使用できず、ホースがやけに長くなってしまっていますが問題なく使えます。
注意点として液だしの場合当たり前ですが、ホース内に液が入って行っているわけなので、火を消す順番は気をつけないと事故に繋がります。
- CB缶を横にし機体だしの状態に戻す
- CB缶側のコックを閉めホース内のガスを燃焼させてしまう
- 数十秒で火が消えるので、バナー側のコックを閉めホースを外す
この順番は守りましょう。そしてメーカーのページにはどこを読んでもCB缶を液出しで使用して良いという記載は無いので、オススメできる使い方ではありません。w

『OD缶液出しスタンド Z21N/』はもちろんOD缶を液出しするために逆さまにするためにも使えますが、OPTIMUS VEGA(オプティマス ベガ)の場合は、こんなの使わなくても液出しで使えますし、そももそ液出しが使えるバナーでないと液出しで正常に燃焼しないので、『OD缶液出しスタンド Z21N/』は必要なのか悩ましいところですね。

KOVEA ALPINE Master2.0でもCB缶を使えるのは良いです!
今後も基本的にはOD缶を使用するとは思いますが、OD缶を書い忘れた時などや、災害時には役立ちそうなので、キャンプギアの常備グッズに仲間入りです。

おまけですが。KOVEA ALPINE Master2.0用のスタンド G-Works Smart Stand を使って PRIMUS 2245をCB缶で使うのも良さそうです。
ガス器具は工夫次第で色々なアレンジが出来ますが、危険を伴う機具なので取り扱いにはご注意くださいませ。