ゆるい写真

構図もピントも露出もバッチリなカッチリとした写真も好きなのだけれど、こういう雰囲気重視のゆるい写真も楽しい。

SONY α9(ILCE-9), FE 55mm F1.8 ZA , 1/320秒 F4.5 ISO80

α9でゆるい写真を撮ろうと思うと、高性能故に難しく。手間がかかる。
たとえば、上の写真などはどこにもピントが合っていないようで、右のガラスブロックの奥にいる小学生にピントを合わせているのだけれど、そもそもガラス越しでボケているので、AFでここにピントをあわせるのは不可能であり、SONY FE 55 F1.8 ZAはレンズにMFスイッチがついていないので、カメラ側の設定をMFにする必要があり一手間だ。

Leica Monochrome(typ246), Leica Summilix-M 50mm F1.4 , 1/90秒 F2.4 ISO320

その点、これを撮った Leica M Monochrome(typ246)は良い!
そもそもMFだし、レンジファインダーでキッチリ水平・垂直を合わせるのは困難だし。僕の場合はM Monochromeだけでなく、ライカを持った途端に、感覚で撮るよう気持ちが切り替わる。
ちなみに、このTVRタスカンは曲線美を活かそうとピントを合わせたつもりだったけれど、予想外に全然あっていなかったのだが、これはこれで気に入っている。w

SONY α9(ILCE-9), FE 55mm F1.8 ZA , 1/320秒 F4.5 ISO80

こういう、ハイライト活かしでシャドウ部分をバッサリ切った写真も、α9だと一手間かかる。(気持ちの上でね)
便利な機能とは、いがいと不便なものだ。

ちなみに。VRタスカン。止まっている時はキチンと撮れたんですよ。w

Leica Monochrome(typ246), Leica Summilix-M 50mm F1.4 , 1/125秒 F2.4 ISO320

Takahiro Taguchi

Creative Director 群馬県生まれ、千葉県在住。広告代理店、ITベンチャー企業での勤務を経て独立。現在はソーシャルメディアコンサルタントとして、日本の中小企業を世界に広める活動を行う